先輩社員インタビュー

大田 信雄
店舗運営部 兼 とくし丸担当

大田 信雄

店舗の運営・管理をする仕事、とくし丸(移動販売事業)

売れる売り場を作ること

入社してから今まで、店内担当・成果担当・食品担当・店長・日配バイヤーと様々な仕事をしてきました。
その中で、最初に学んだことは「目的をもって商品を並べる大切さ」だった。

先輩が作った売場では、お客様は商品を手に取ってくれるが、自分が作った売場ではお客様は素通りしていった。
何が違うのか?どうしたらお客様が商品を手に取ってくれるのか?
何度も何度も商品を並べなおして考えて売り場づくりをしました。

どうしたら商品が売れるか、お客様が買ってくださって、それが自分たちの給料になっていく。
お客様が喜んでくれる売り場づくりをしたいと思ったのがこの頃でしたね。

部門、店によってやり方が違うこともある。周りの人に聞いて教えてもらうことはできるけど、自分も努力して理解しようとすることもしました。
いろんなことを覚えるのは自分の経験になる。努力して経験を増やすこと、それも仕事の魅力。

そうするうちに、全国の売り場ディスプレイコンテストで最優秀賞を何度もとるまでになったんです。
「色やセンスを磨いてお客様が喜ぶ売れる売り場を作ること」今までの経験からできたことでした。
最優秀賞の翌年は最優秀賞の上の別枠までも主催者側に作らせて、「特別賞」をもらうことができたんです。

お客様の目を止められて、喜んでくれる、立ち止まってくれるのがうれしくて売り場づくりをしてきました。

実際に目で見て、聞いて、感じて、興味をもつこと

青果担当者の時に、アメリカのLA,サンフランシスコのスーパー見学に行かせてもらいました。
日本のスーパーとは全く違う世界でした。食べ物も売り方、見せ方、スーパーのドアも。
写真で見たことはあったが、実際に自分の目で見るのは違っていた。現場で感じて興味を持つこと。
これは仕事をするうえで大切だと思いました。

帰ってきてからは、市場に行き、見たことのない商品があると味見をさせてもらったり、どんな食べ方をすると美味しいかを市場の人に聞いたりしました。
同じみかんでも産地・生産者が違えば、美味しさや味が違うことに気づいたんです。
お客様には、美味しいものは美味しいと伝えたいし、その違いもおすすめできるようになりたい。

どうして?どうしたら?知りたくて仕方なかった

仕事を始めて10年目で店長デビューをしました。そのあとは、全店の店長を務めました。
店長をしながら生鮮に興味がわいて、かかわるようになった。
魚のさばき方、包丁の使い方を見て、「どうやったら早く、美味しいものができるか?」。
惣菜では、「どうしたらおいしく揚げ物ができるのか?温度?時間?」と、どんどん興味をもっていった。
一緒に現場に入って作業をしてみたりしてね。
お客様に美味しいもの、いいものを勧められるように、店の商品に対して興味をもって知りたいことが増えていった。

お客様の喜ぶ顔を思うといい仕事ができるんです。

倉吉の店長をしたときに、鳥取市内から1時間ほどの場所だが、地域性の違いを感じました。
醤油ひとつとっても、有名メーカーの醤油ではなく、倉吉で作っている醤油でないとダメだったりする。
倉吉の店は、商品を育てお客様に勧めているので、商品にお客様がついているのが魅力です。
商品を育てることが面白いと思った。
今は、ネットで何でも買えるが、商品を育てるのはスーパーでしかできないこと。
お客様に同じ商品をずっと長く買ってもらえるようにしていく、そういう楽しみがあるんです。

移動販売事業 とくし丸

エスマートで新しい事業である 移動販売とくし丸事業の担当者をすることになりました。
過疎の地域を回り、買い物難民と言われる方がいる地域を、エスマートの商品を車に載せてお客様の玄関先で販売をするという事業です。
移動販売する場所を1軒1軒訪ねて開拓をしていったとき、訪問先の人に「ありがとう、来てくれて」と言われたんです。
お客様に「ありがとうございます」といつも言う立場なのに、相手から「ありがとう」と言われたのは初めてでとても嬉しかったです。
「持ってきてくれてありがとう」「おいしいもの教えてくれてありがとう」そう言ってもらえる仕事をしていきたいです。

これから仕事をする人へ

今、とくし丸を兼任しながら店長の仕事をしています。今まで何年もスーパーの仕事をしてきました。
同じ仕事を同じように繰り返すのが日々の仕事になる。でも、そこに必ず目的をもって仕事をすることが大切です。
同じ商品を並べるにしても、向きや高さ、盛り方ひとつで違ってくる。
人のことを見て学ぶ、やっていって身体で覚える、その経験値を上げるといろんなことができて、アイデアもわくようになる。
自分がベストをつくし、努力していけばスキルも上がる。

お客様や周りの人、会社の人たちがよくなっていく、それが店がよくなり会社がよくなることにつながると思う。
同じ人生を送るなら、目的をもって仕事をしてベストを尽くす方が価値があると思いませんか?

エスマートの他のスーパーと違うところは、トップダウンではなく自分たちで考えて店を作っていけるところ。
お客様にどうしたら喜んでもらえるか、それを自分たちで考えて作っていける会社です。

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